目次:ア行 | カ行 | サ行 | タ行 | ナ行
ハ行 | マ行 | ヤ行 | ラ行 | ワ行
■ASSY
部品が集合して一つのパーツ・部品になっている状態の事。
ミッションASSYだと、ミッションケース・ギア・クラッチ・フライホイールなど
一式がそろってる状態のパーツ・部品。
■A/F
→空燃比
■LLC
ロング・ライフ・クーラント。ラジエーターの中に入っている、冷却水の事。
■アクチュエーター
サーボモーターや油圧シリンダーなど、機械の作動装置の総称。
ターボ車の多くが、ブースト圧の制御にアクチュエーター式を
採用している事から、ターボの制御装置として広く知られる。
アクチュエーター式とは、ブースト圧が規定値を上回ると、
アクチュエーター(空気圧シリンダー)が作動してタービン内の
排気バイパスを開き、排気管の圧力を逃がしブースト圧を一定に保つ方式。
バイパスの開弁圧を高めた強化アクチュエーターによるブーストアップは、
比較的手軽なチューンの定番。
しかし、この方式は、高ブーストに対応しきれず、
オーバーシュートやハンチングを起こしてしまう為、
高ブーストを求められる場合には、ウエストゲート方式が採用される。
■アフターファイアー
マフラーの出口から火が出る事。
エンジン内で完全に燃えきらない未燃焼ガスが、
排気ガス管の中で爆発的に燃焼する現象。ものすごい音を撒き散らし、
ひどくなると、マフラーや排気浄化装置などを損傷させる。
空気とガソリンの混合比率や点火進角の不適合が原因で、
特に、急加減速時に起こりやすい。
主に、ターボ車がアクセルOFF時に燃調が濃くなるので出やすい。
バックファイアーは、キャブレターやインマニの方から火が出る事。
■アンダーコート(under coat)
防音や遮熱の為に、フロアなどに貼ってあるコーティング材。
室内の内張を剥がすとある。車を少しでも軽量化する為に
これを取り去るのが『アンダーコート剥がし』と呼ばれる。
車によっては、これでかなりの軽量化ができる。
ただし、夏場にやろうとすると、ネチョネチョして大変なので、
もし、効率的に剥がすなら、冬場がオススメ。
■イニシャルトルク(initial torque)
LSD(リミテッドスリップデフ)について話すときに出てくる言葉。
イニシャルトルクとは英語で、最初の、初期の、という意味。
LSDの効きの強さを表している。
イニシャルトルクを上げるというのは、効きを強めることを言う。
これは、内部のプレートの枚数などを増やし、LSDのロック率を高める事。
効きを強くすると、バキバキ音が出ることが多い。
あまりに「バキバキ」いうのは、正常ではない。
■ウエストゲート
正確には、ウェイストゲート。
ターボにおいてアクチュエーターと同じ働きをする機構。
ターボチャージャーなどの過給器による過給圧をコントロールする装置。
ウェイスト(Waste)とは無駄にするという意味で、
排気タービンの手前で開く放出バルブの事をウェイストゲートバルブといい、
その通路がウェイストゲート。このバルブの作動は、吸気側の過給圧が
一定の圧力に達すると、それ以上コンプレッサーが加圧しないように
排ガスを放出してタービンの回転を抑える。余分な排気ガスは、
バイパスして排気管に流れるようになっている。
機構と排気バイパスがタービン手前の排気管に配置されるもので、
アクチュエーター式より排気バイパスの容量を大きくでき、高ブーストで
安定する為、レーシングカーなどの大パワーターボ車に使用されます。
■エアロ(aero)
前後とサイドの3ヵ所に、何らかのエアロパーツが付いている場合には、
フルエアロと呼ぶ。それ以外にも、ウイングやフェンダー、ボンネットなど、
ボディーにプラスアルファされたパーツを総称する。
見た目をよくするだけでなく、GTウイングなどで
空力特性(空気の流れによって受ける力)をよくしたり、冷却を考えて
開口部の大きなバンパーを装着するなど、性能面でもメリットが多い。
■エアフロ
エアフロメーターの事。空気流量を測定するメーター。
ホットワイヤー式・ベーン式・カルマン渦式などがあります。
■HID ヘッドランプ
高輝度放電式ヘッドランプ。
HIDランプは、キセノンガスを充満したバルブ内電極間に
高電圧をかけて発光させる。太陽光に近い純白のさわやかな光で、
従来のHIバルブに比べ約3倍の明るさがある。
また、消費電力は従来の約1/2である為、次世代のライティングユニット
として、新車への標準装備がされてきている。
■Hパターン
いわゆる普通のMT(マニュアルミッション)の事。
このシフトの動きがHを描くのに似ている事から、
このように呼ばれるようになった。
Hパターンの場合、2速から3速とか、4速から5速(減速の場合はその逆)に
シフトチェンジする時に、横方向への動きがロスになる。
それを無くす為に、シーケンシャルシフトがある。
■LSD(limited slip differential)
LSDとは、純正のデフの動きを制御して、左右の駆動輪の
回転差を少なくしたり、なくしたりするもの。
このLSDの事を、『デフ』という場合もありますが、厳密には間違いである。
機械式LSDで、1ウェイとは、アクセルオンの時だけ作動させる。
2ウェイは、オン/オフ両方で、常時、作動するタイプ。
1.5ウェイは、アクセルオン時に作動し、オフ時には、若干作動するタイプ。
どちらが良いかは、自分の好みや、走りのスタイルによる。
また、ノン・スリップ・デフ(ノンスリ)とも呼ばれている。
■オイル上がり
ピストンとシリンダーの隙間から燃焼室にエンジンオイルが入る事。
原因として、ピストンリングやシリンダーの摩耗など。
■オイル下がり
バルブステムとバルブステムガイドの隙間から
燃焼室にエンジンオイルが入る事。原因は、バルブ系統。
■オバフェン(over fender)
オバフェンとは、オーバーフェンダーの略。
フェンダーのアーチ部分をノーマルよりも外側に広げたもの。
フェンダーの叩き出しもその一種。
■オルタネーター
ダイナモとも呼ばれる。発電機の事。
■オーバーシュート
ターボ車の最大ブースト圧などは一定に保つ必要があるが、
上がり過ぎるのを防ぐ制御が遅れて規定値を超えてしまう症状。
ウエストゲートやアクチュエーターのレスポンスが
悪い場合などに発生し、ハンチングの原因になる。